多様な分野でナノレベルでの技術革新が進んでいます。
物質をナノレベルまで小さくした時、その特質が際立つ、或いは全く新しい特質が現れる物質が多くあります。ナノ微粒子、ナノコーティング、デンドリマー、ナノ複合材、など、これを活用する事により様々な分野で、次のステージへのブレークスルーや全く新しい用途の開発が進む事が期待されます。
半導体、NEMS、新世代ディスプレイ、ディスク、メモリ、キャパシター、光素子、光学デバイス、等、高速、高集積、高輝度化を目指し、ITの分野はまさにナノレベルで日々進化しています。従来技術をナノレベルまで究極に磨き上げる努力が行われる一方、新世代の大きな革新を目指して原子レベルから技術を積み上げる試みが様々な所で行われています。
ナノテクノロジーはエネルギーや環境への貢献できるという事からも大きく注目されています。二次電池の部材や潤滑財、触媒等、限られたエネルギーを有効に活用し、環境へのインパクトを極小にする為に、色々な分野でより効果的な部材の研究が行われています。また、燃料電池、太陽電池等の次世代のエネルギーの開発に関して、ナノテクノロジーは不可欠と言え、今後ますます重要性が大きくなる分野になります。
医薬、ドラッグデリバリーシステム、バイオセンサー、バイオチップ、体内埋込デバイス等、ナノバイオという言葉もある様に、バイオテクノロジーは元よりナノレベルでの研究開発が行われており、両者は切っても切れない関係と言えます。また、既に市場でも、ナノ微粒子を活用した化粧品等が発売されており、今後ナノテクノロジーは身近に使われる技術になっていくと言えます。
当然の事ながら、これらの様なナノテクノロジーの研究開発には、ナノレベルでの計測・分析装置が必要であり、顕微鏡や微細加工装置は驚異的な進化を遂続けています。ナノテクノロジーで動きを先取りして一番早く発達する分野、とも言えます。